ふんわりやわらかい産毛がストールやマフラーになるまで(後半)

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素材やデザイン・巻き方など、一年を通して
ストールを愉しむ情報を公開していきます。

2022.05.06

カシミヤ

【カシミヤ】ふんわりやわらかいカシミヤヤギの毛が高級なストールやマフラーになるまで(後半)

こんにちわ

みなさん、
飛び石連休だった今回のGW、
いかがお過ごしでしたか?

緊急事態宣言の出ていない大型連休だったこともあり、
各地でにぎわいを見せていましたね

いよいよ暖かい日も続くようになり、
汗ばむ季節になってきました

日除けやちょっとした汗取りに、
スカーフやストールが活躍します

夏と言えば涼しい麻素材
(世界最古の繊維と言われています)

肌なじみの良い綿素材

春~夏に適した素材のストールがたくさんあります

紫外線や日焼け防止に、

「通気性の良いもの(薄くて、軽い、など)」
「UVケアの加工がされているもの」

を選んで、シーンに合わせて楽しみたいですね

前回は、カシミヤの毛がどうやってストールやマフラーになるのか、
カシミヤの毛を梳いて、ワタにするまでをお話ししました

今日はこのワタが糸になり、織って製品になるまでをお話しします

美しい光沢と、やわらかさ、あたたかさを兼ね備えた
「カシミヤ」ストール・マフラーがどうやってできるのか

ひとつひとつ見ていきましょう

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ふんわりあたたかい「カシミヤ」のストールやマフラーができるまで(後半)

前回、カシミヤヤギの毛は刈るのではなく梳(す)くこと
ゴミや不純物を丁寧に取り除くこと

整毛して、純度の高いカシミヤの綿にしていくこと

言われてみれば「なるほど」という内容ですが、
それぞれの工程で、非常に丁寧な作業をしなければならないことがわかりました

貴重なカシミヤヤギから採ったカシミヤの綿を
どうやって、あのあたたかい「カシミヤ」ストールやマフラーに仕立てているのでしょうか

知っているようで知らなかった、製品ができるまでを追いかけてみました

カシミヤの染色から紡績の流れ

綿を染める工程から糸になるまでの工程をまとめてみました

1.綿を染める

2.カーディング

3.精紡

今回はカシミヤのストールやマフラーを作る工程を見ていきますので
「紡毛糸」を作る工程をご紹介しています

「梳毛糸」については、
2と3の工程がさらに細かくわかれます

早速、見ていきましょう

カシミヤのわたを染色する

苦労して作り上げたカシミヤのわたを染め上げます

この時点で染めることで、繊維深くまでしっかり色が入ります

仕上がりの色に深みを出すことができます

色はそれぞれに染めたわたをブレンドすることもあります

例えば、
「白」に若干の「黒」を混ぜて「杢グレー」といった具合です

カシミヤのストールやマフラーの、
何とも言えない美しい色はこの時点で作られます

カード機によるカーディング

色のついたカシミヤのわたを、シート状にまとめて平らにしていきます

油分や水分を調節しながら、「篠」とよばれるわたのシートに仕上げていきます

最初はわたを寄せ集めたイメージですが、
それを引き延ばすことで均一に、繊維の長さをあわせながら、きれいな「篠」にしていきます

これをごみなどを取り除きながら糸状にしていきます

精紡

細い綿を伸ばしながら撚りをかけることで糸に仕上げていきます

1グラムのわたを16メートルの糸にすると
「16番」という太さの糸になります

同じ1グラムのわたを24メートルに延ばして撚りをかけて糸にすれば、
「24番」という太さの糸になります

1グラムをどれだけ伸ばして細く長く糸にするか・・・

なるほど、「番手」の数が大きければ、細い糸になるのは当たり前ですよね

熟練の職人さんはわたをちぎるように伸ばしながら撚りをかけて糸にしてしまいます

撚りをかけることを「ミュール」と言いますが
一般的にはミュール機という機械で糸に撚りをかけていきます

既定の長さ(太さ)になった糸を巻いていけば、
光沢のある美しいカシミヤの糸の完成です

これを、織り機によって織り上げると、
ストールやマフラーなどのさまざまなカシミヤ製品が出来上がるのです

ふんわりあたたかい「カシミヤ」の製品ができるまで(後半) まとめ

わたから糸になるまでも、
まるで職人芸のような工程がつづきましたね

わたをまとめて「篠」というものを作るとは知りませんでした

その際に水分や油分を調整しながら、均一なシート状のわたにするのですね
この工程で、カシミヤストールやマフラーがしっとりしたなめらかな感触が作られています

そこからさらに糸にする工程は圧巻ですよね

1グラムが16メートルになるなんて、
想像しただけでハラハラしますよね

ミュール機という機械で糸に撚りをかけていたとしても、
すごい繊細な工程ですね

しかも、これを手作業でやってしまう職人さんもいるとか

カシミヤのストールやマフラーが、
貴重な原料をつかい、様々な繊細な工程を経て作られていることがわかりました

今年の冬にカシミヤストールを羽織るのが楽しみになってきました

エム・エムコレクションのカシミヤについて

ふんわりあたたかい高品質なカシミヤストールやマフラーは、
貴重なカシミヤ山羊の毛を使われて作られているからです

エム・エムコレクションのカシミヤストールやマフラーは、この貴重なカシミヤ山羊のなかで、
品質が高いと言われている中国内モンゴル自治区のカシミヤの毛を主に使用しています

この毛を使って作られたカシミヤ製品は「保温効果」「保湿効果」にすぐれ、非常に上品な「光沢」をもたらしてくれます

カシミヤの原毛をふんだんに使って、糸〜生地に形を変え、
エム・エムコレクションのふんわりあたたかな高品質カシミヤ製品が作られています

【おすすめ】エム・エムコレクションのカシミヤ商品はコレ

エム・エムコレクションがおすすめする、
今すぐ使えるカシミヤストールやマフラーをご紹介します

おすすめカシミヤストール①
おすすめカシミヤストール②

いかがでしたでしょうか?

エム・エムコレクションのストールやマフラーは、
それぞれの季節やシーンに合わせて、「素材」「カラー」「デザイン」を楽しんでいただけます

いつもの装いにステキなお気に入りの1枚をプラスして
コーディネイトをお楽しみください

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