夏のストールのコーデは麻素材がおすすめ【リネン】涼しくおしゃれに着こなす巻き方|m・m blog|ストール専門店 MMコレクション

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2022.06.06

ストール

夏のストールのコーデは麻素材がおすすめ【リネン】涼しくおしゃれに着こなす巻き方

みなさん、こんにちわ

いよいよ梅雨がやってきますね

朝から暑かったり、ちょっと涼しいかなって日もありますが
ジメジメ感は日増しに強くなってきていますよね

今日はおすすめ素材の「麻」についてお話ししていきます

UV(紫外線)対策や冷房よけなどで便利で大活躍のストールを紹介してきました

麻については涼感素材としてもお話ししましたが、特徴を活かすことでもっと好きになる夏素材です

夏ストールのコーデ【リネン】麻の特徴を知ろう

夏ストールのコーデ【リネン】麻の種類、リネン?ラミー?

麻というとどんな種類があると思いますか?

大きな括りで「麻」とよんでいますが、ふたつに分けることができます

・茎から採れる、靭皮(じんぴ)繊維
・植物の葉から摂る、葉脈(ようみゃく)繊維

この2種類を家庭用品品質表示表では「麻」としています。

主に衣類に使われているのは、靭皮繊維です

・亜麻(あま・リネン)
・苧麻(ちょま・ラミー)

なんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか?

恥ずかしい話ですが、わたしは苧麻(ちょま)をずっと読めずにいました・・・

では、葉脈繊維は何に使われているの?というと、

大麻(ヘンプ)や黄麻(ジュート)、インド麻の靭皮やマニラ麻、ザイザル麻、ニュージーランド麻

など多くの種類があるのですが、これらが葉脈繊維と呼ばれています

衣類よりも、ロープや麻袋などの産業資材に使われることがおおい繊維です

夏ストールのコーデ【リネン】なぜ?チクチクする

麻の衣類やストールなどが肌に触れるとチクチクした感じがしませんか?

お肌の敏感な方はちょっと敬遠される方もいらっしゃると思います
特にストールは、体の中でも敏感な首に触れるものなので気になりますよね

衣類に使われる麻は「リネン」か「ラミー」です
このうち「苧麻(ラミー)」の方が繊維が強く、肌にあたるとチクチク感を感じやすいと言われています

リネンであればラミーよりも繊維がやわらかいのでチクチク感も少ないはずです

また、繊維が細かいためそれが肌にあたってチクチクすることがあります
どうしても気になる方は、一度しっかり洗うことで繊維を落とすことができます

是非試してみてくださいね

夏ストールのコーデ【リネン】使っていく間にやわらかくなる?

上質なリネンを使った生地は元々が細くやわらかい繊維で織られています

購入直後は麻特有のハリやコシを感じることができますが、使い込むうちに繊維が壊れやわらかくなります

最初はボリュームがありすぎると思っても、使っていくとしなやかにボリュームもなくなっていきます

カラダのラインにしっかり沿ってくれて、とても着け心地が良くなります

夏ストールのコーデ【リネン】吸水性は綿の4倍!発散性も高い

以前のブログで繊維の熱伝導率についてお話ししました

参考記事

今回は、麻の吸水性についても見ていきましょう

繊維の公定水分率
綿 : 8.5
毛 : 15.0
絹 : 12.0
麻(亜麻(リネン)/苧麻(ラミー) : 12.0
ナイロン : 4.5
ポリエステル : 0.4

数字が大きければ吸水性が高いということになります

ナイロンやポリエステルはほぼ水分を吸わないことがわかります

麻は絹と同じく吸水性に優れた繊維と言えますね

でも、吸水性が高いだけでは、かいた汗を吸ってしまい湿ってしまいます

麻のすごいところは、発散性が高いことにあります
発散性が高いので、すぐ乾き(速乾性)、結果的にサラッとした着け心地になるのです

天然繊維ってすごいパワーを秘めてますよね!

夏ストールのコーデ【リネン】高い抗菌性で清潔に使える

麻(特にリネン)が細く柔らかい繊維で、吸水性、発散性、速乾性のある繊維ということがわかりました

使い込むことでしなやかになっていきますので、10年後がやわらかく光沢が出て、一番美しいとも言われています。

麻にはもうひとつ、すごい機能があります

それは「抗菌性」です

麻は最も汚れを落としやすい繊維のひとつです

天皇が即位される際に着用する神衣「麁服(あらたえ)」は麻素材です

清める力があるとされ、高い抗菌性がその役目を果たしています

夏ストールのコーデ【リネン】長く愛用できる

長く使っていたり、頻繁にお洗濯をしていると、摩擦の受けやすい場所が白っぽく色あせることがあります

この白っぽくなることをフィブリル化といいます

長く使うことでやわらかく光沢が出てきますし、透け感も強くなります

さらに、この白っぽく変化していくのもビンテージ感増して、なんともいえない風合いを醸し出します

愛用すればするほど、世界に一枚の自分だけのリネンストールになっていきます

なんとも愛おしいですよね

麻素材の特徴について見てきましたが、どうでしたか?
麻のイメージが変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか

そんな麻素材の夏のストールを、涼しくおしゃれにコーディネイトするにはどんな巻き方やストールがいいのでしょう?

【骨格別】夏ストールコーデ リネンをおしゃれに着こなす

骨格タイプとは?

骨格タイプってご存じですか?

カラーコーディネイトの「イエローベース(イエベ)」「ブルーベース(ブルべ)」も浸透してきています

お洋服や小物を合わせるときに、自分の骨格のタイプによって似合う似合わないがあるんです

自分の身体に合わせたコーデをしたいと思っても、なかなかよくわからないものですよね

好きなカラーでお気に入りのお洋服なのに、なんかシルエットがピンとこないことってありませんか?

・カッコよく見えない
・貧相に見える
・ずんぐりして見える

そんな時は骨格診断で自分の骨格タイプを調べてみてください

骨格タイプは大きく3種類に分けられます

<骨格タイプ1⃣ 骨格ナチュラル>
全体的に重心の偏りがなく、手足は長めの方が多いタイプです
シルエットとして、肩や手首、関節などの骨がしっかり出るのが特徴です
<骨格タイプ2⃣ 骨格ウェーブ>
体が薄めで鎖骨が細く首が長め
腰位置が低めでバランスの重心が下半身にあります
上半身は華奢な印象があるのが特徴です
<骨格タイプ3⃣ 骨格ストレート>
全体的に体にメリハリがある体型の方が多いタイプです
腰位置、バスト位置も高く厚みがあるのが特徴です

こうやって特徴を見てみると「なるほど」って思っちゃいますよね

ストールやマフラーにも、骨格のタイプによって「似合う」「似合わない」があるのです

ストール(またはスカーフやマフラー)のコーデでできる効果

UV(紫外線)対策、日よけ、冷房対策、冬の防寒などの実用性のほかに、
コーディネイトをするうえで、ストールでできる効果がいくつかあります

これを知っておくと、ちょっとした合わせをしたいときにきっと役立つはずです

ストールを巻くことで期待できる効果

『スタイル調整』
1.ハリや広さを隠す、削ぐなどの、視覚効果
2.足りないところや間延びしてくれるところを埋める、バランス効果
3.平面的なところに厚みや奥行でリズムを作る、立体効果

『カラー』
1.足りない色味を足すことで華やかさをあたえる、差し色効果
2.身体と首の間に足すことで顔色を明るくみせる、ハイライト効果

それでは、タイプ別にみていきましょう

「骨格ナチュラル」さんにおすすめの夏ストールコーデ

重心に偏りがないタイプの「骨格ナチュラル」さんは、ボリュームを出してメリハリを作ることがポイントになります

また、首が長めの場合、身体と顔の隙間を埋めることで奥行と表情が出ます

大きめのストールでボリュームを出して、しっかりアクセントとなるメリハリをつくるといいでしょう

素材の凹凸などを利用してもいいかもしれませんね

「骨格ナチュラル」さんにおすすめのストール

「骨格ウェーブ」さんにおすすめの夏ストールコーデ

重心が下寄りで、上半身が華奢な「骨格ウェーブ」さんは、上半身に目線が行くワンポイントを作りましょう

首からかけてダラッと垂らすような着け方だと、下が重く見えてしまいます

細かい柄のストールで視覚効果を狙って、よりスタイリッシュなシルエットに見せていくのもいいと思います

「骨格ウェーブ」さんにおすすめのストール

「骨格ストレート」さんにおすすめの夏ストールコーデ

身体に厚みがあり、首も長くない「骨格ストレート」さんは、首元にボリュームを出すのは要注意です

薄手のふわっとした身体に沿う素材でコーディネイトするといいでしょう
ハリ感のある素材もおすすめです

大きな柄のストールを首からかけるだけでも、素敵なシルエットになりますよ

「骨格ストレート」さんにおすすめのストール

夏ストールの代名詞でもある涼感・冷感素材の麻(リネン)ストールを使って、
骨格タイプに合わせた巻き方やカラー、デザインを取り入れたコーデで、涼しく夏のおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょう

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